4つ目の力は「目的力」
目的とは、最終的なゴールですね。
子どもにとっては目的を持つってことはなかなか難しいものがあります。
自分で決めるにはまだまだ知識が少ないからです。
その場合、やはり親がいろんなことを提案してあげるといいでしょう。
たとえば、「将来はどんな仕事をしたいと思っているの?」
これも一種の目的設定ですね。
しかし、聞くだけで終わってはもったいない!
こんな風なことまで聞いてください。
「じゃ、その仕事に就くにはどんな勉強をしたらいいか調べてみようか?」
その他にも
「どれだけお金がかかるか」
「どんな方法があるのか」
「時間はどれだけかかるのか」
このような具体的なことまで示してあげることで、その子が本当にやりたいことなのかがわかってきます。
子どもがなりたいものがコロコロ変わると愚痴る親御さんがいますが、それは、知識が乏しい子どもにすべてを担わせている大人の方に問題があるのではないでしょうか?
学校を決める時もそうですね。
親はそれまでの知識で知っている情報をもとに「〇〇中学を受験するの!」って言っても、子どもがやる気を出すわけありません。
受験すると決めるまでのプロセスが大切です。
この言葉は私のブログの中でよく出てきますが
You can take a horse to the water, but you can’t make him drink.
というイギリスのことわざがあります。
意味は「馬を水飲み場に連れていくことは出来ても水を飲ませることはできない」
飲むかどうかは馬次第なのです。
子どもがその気になっていないことを無理やりやらせても
どこかで必ず亀裂が入ります。
不登校、いじめ、暴力、非行
これらに陥ってしまった子どもたちの多くが、自分に目的をもって行動していなかった子どもたち起こっています。
幼少期のころから目的をもつ力をつけてください。
1.子どもの考えを聞く
2.それにはどんなことが必要なのかを一緒に考える。
3.やってみる。
4.上手くいかない時はどうしてなのか考える。
5.見直したことを生かしてもう一度挑戦させる。
この繰り返しを子どもに教えることで
自然と目的をもって行動する子になります。