生まれてから初めの数か月はあお向けで過ごす時間が多い赤ちゃん。
首すわりの前にからだの「真ん中」ができあがっていきます。
真ん中ができるというのは、からだの正面で自分のからだをコントロールできるようになるということです。
横向きから正面に顔を向けて保持できるようになり
両手や両足をからだの正面で合わせることができるようになったりします。
そのうちからだの正面で「目-手-足」を使って自分のからだで遊ぶようになります。
自分自身のからだを見たり触ったりを繰り返すことで自分のからだの地図を作っていきます。
わたしたちが目を閉じても自分の手足の位置がわかるのは、このような経験がベースにあります。
あお向けでたくさん自分のからだを見たり触ったりすることは、赤ちゃんにとってとても楽しい経験でもあるので
たっぷり体験させてあげてください。
この時のポイントとして、左右対称にからだを使えているか以外にも赤ちゃんのあごの向きや目線をみてみてください。
早くからお座りや縦抱きの経験が積み重なってしまっている赤ちゃんの中には、あごを引いて手元を見ることが苦手な場合があります。
からだの真ん中で遊ぶことができていても胸の前の位置で遊ぶのが難しく、顔の前の位置でしか遊べないことがあります。
いわゆる反り返りのからだの使い方がメインになってしまっていると、このような様子が多くみられがちです。
首すわりの前に、しっかりあごを引いて手元を見ながら遊ぶ時間をあお向けで経験させてあげてくださいね!