首すわりってどうやって判断すればいい?赤ちゃんのためには避けた方がいいこと

生まれたときは重力の中で

からだを支えることができない赤ちゃんですが

おおよそ3~4か月かけて

頭を支えることができるようになるとされています。

いわゆる「首すわり」です。

首が座ると赤ちゃんの抱っこやお世話もしやすくなりますよね。

育児は毎日のことですからこの違いは大きなことです。

この時期は赤ちゃん自身もモノを見る力が

高まっていっているので

首が座ることで目のコントロールもより安定していきます

そして目を使うことでさらに首すわりも促されていきます

ところで「首すわり」が完了したかどうかって

どのように判断すればいいのでしょうか?


首のぐらつきが減ってきたことは分かったとしても

もう首が座ったのかどうかって

はっきりとはわかりにくい

という方が大半ではないでしょうか。

首すわりを診る方法といえば

赤ちゃんの手を引っ張ったときに

頭を自分でぐっと持ち上げてくるかどうかをみる「引き起こしテスト」を

思い浮かべる方もいるでしょう。

まず先にお伝えしておきたいことは

乳児健診でおこなう「引き起こしテスト」は

首すわりだけを診ている検査ではないということです。

そして引き起こしテストをクリアすることと

首すわりが完了することは

イコールではないということです。

あくまでも「引き起こしテストの結果がプラスである」

という検査結果がでただけだと認識する必要があります。

検診で引き起こしテストがOKだったからといって

頭や背中の支えがないイスに赤ちゃんを座らせたり

首を支えずに縦抱きをしてしまう親御さんが

ときどきいらっしゃるようですが

赤ちゃんの立場にたってみたとき

これらの対応はおすすめできません。

検査結果と

実際の姿勢における頭のコントロールは

切り離して考える必要があります。

からだの中で一番重たい頭を支えて

自由にコントロールするということは

からだのほかの部分の十分な安定性も必要になってきます。

首すわりの見方はいろいろありますが

長くなってしまうので

また別の機会にお話しさせてください。

最後に、

自己流で引き起こしテストをおこなっている

親御さんの動画をみかけたことがあるのですが

手の持ち方やからだの引っ張り方が

一歩間違うと大変危険なやり方だったので

とてもこわいなと思ったことがあります。

赤ちゃんの手の持ち方、

引き起こす方向と力加減のこまかいコントロール、

頭をコントロールする反応の強さやタイミングなどなど、、、

首にはとても重要な神経が通っていますし

赤ちゃんの関節は気をつけないと簡単に外れてしまいます。

引き起こしテストを生活の中で行う必要性は感じませんが、

もしもおこなうのであれば

知識をもっておこなうようにしてくださいね。

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