「いつまでも甘えないで!」って言ってませんか?
子どもが大きくなるにつれて、ちゃんとして欲しい、早く大きくなって欲しい、自立して欲しい…
そんな思いから「いつまでも甘えないで!」という言葉になってママの口から出てきます。
小学生になって抱っこしてという我が子、自分がそんな子どもではなかったなら
「いつまで甘えてんの」
なんて思いますよね。
でも、子どもが甘えてくる限り、甘えさせてあげて欲しいんです。
脳と心は相関関係にあります。
脳から心に伝わり
心が脳細胞を増やします。
そして、逆に脳細胞を減らすこともあります。
それは、
心が負のエネルギーを感じた時
つらい、さみしい、こわい、くやしい、ひどい・・・
こんな感情を持つと脳細胞は減っていきます。
私たち人間は生まれた時には完全な脳をもって生まれてきません。
なぜなら、進化の過程で4足歩行になったとき、
完全な脳を持ってからでは母親の産道が小さすぎて通らなくなってしまったからです。
そして、不完全な脳を持った状態で生まれてくるようになりました。
生まれてから8カ月の間に脳細胞はマックスに細胞分裂します。
ここからが問題です!
せっかくマックスに細胞分裂した脳が、負のエネルギーを感じると消滅していきます。
それが続くのは12歳まで。
12歳でやっと子どもたちは完全な脳を手に入れることになります。
怒って勉強させるなんて全然意味がないってことですよね。
その時には出来ていてもその子の脳には刻まれていないことになります。
もうおわかりだと思いますが、子どもには優しくすればするほど親が望んでいる人(頭が良くて、優しくて、生きていくすべを持つ人)に育つのです。
「ねえ、ママ抱っこして」と言われたら
「はーい」と膝にのせてあげてください。
ただし、仕事中や何か手がふさがっているときは別です。
そんな時まで子どもが優先だという態度は…
「過保護」
と言います。
忙しい時にはそのことをちゃんと伝えて「あとで抱っこしてあげるからちょっと待っててね」と約束をしましょう。
そうすれば負のエネルギーは出ません。
優しさと過保護は紙一重ですが、その違いをしっかりと理解した上で、子どもとのスキンシップは子どもが望む限り応えてあげてください。