いい親になろうと思ってませんか?

初めてのお子さんの時は、少なからずこんな風に思うと思います。

「この子に尊敬される親になろう!」

子どもが生まれたという感動と嬉しさの中でパパとママは決意します。

そして、あれも教えなきゃ、これも知っておいた方がいいね。

でも、こんなことは見せてはいけないよね。

いろんなことが頭をよぎり、模索します。

なぜ、そんなことが頭をよぎるのか…

それは、いいことを見せたらそれを真似してみよう。

こんな風にしたいとなる。

悪いことを見せて、誘惑されたらそっちに引っ張られるのが困る。

そんな風に親が判断するからです。

たとえば、音読の時間にテレビがついていると、必ずそっちに誘惑されて音読は出来ないだろう。一度許せばずっと同じことになる。

たとえば、ママ自身が疲れていて家事などやれそうにないけど、だらけている姿を子どもに見せたら、そのあと絶対「ママだってさぼってたじゃん」って言われる。だから休めない。

私も最初はこんな親だったので気持ちはとてもよくわかります。

真面目なパパママほど頑張りすぎちゃってるんですよね。

別に、いい親と呼ばれたいわけではないんです。

それが子どもにとっていい環境を作れると思っているから。

ただ、この考え方は数十年生きてきた大人の考えなんです。

こうすればこうなるを知っていて、「まあ、いいか」と加減ができる大人であれば自分をその環境に置くことは大切です。

しかし、幼い子どもはその環境を知りません。

親から教えられたことが100%でしょう。

こんな風にしてみてはどうでしょう。

音読の時間に観たいテレビがあったならその時間を変えてあげるけど、いつやるかは子ども自身に前もって決めさせる。

そうすることで、音読に関しては多めに見てあげたけど、代わりに自分で時間を決めさせる、約束を守らせるという2つのことを教えることができます。

また、親がきつい時にきついと言えない環境も作らないでください。

親を見て育つ子どもは親の姿がその子のベースになります。

いい姿ばかり見せていると、そうでない自分(悪い部分の自分)を許せません。

そして自我が目覚めた時、大きな反発をしたり、自分がとてもいけない人間(さぼるのは悪い人など)と思って殻に閉じこもってしまうお子さんもいます。

こうなるとホントに困ってしまいますよね。

では、どんな親をみせればいいのか!

もちろん悪い部分ばかり見せてはいけませんが、ある程度のことは多めにみてもらうおやになりませんか?

「人間臭い親」

子どもが生まれるまでの自分(パーソナルな部分)を変えることなど簡単ではありません。

それをやるから「子育ては大変」となります。

私たちそれぞれいいところもたくさんありますよね。

それを子どもに継承してもらえれば十分です。

あとは子ども自身が持って生まれたもの(心と思考)で自分のパーソナルを作っていきます。

いい親になろうとすることはありません。

「今の私でどうだ!」

って気持ちで子どもを育てていきましょう!

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