毎日のように円安、物価上昇のニュースが流れていますね。
そんな中、IT企業のサイボウズでは「インフレ特別手当」
としてこの夏、6万円から15万円の一時金を支給するそうです。
そんな手当があれば良いのですが・・・
インフレに対抗する即効性のある自衛手段としてまず、やっていただきたい事があります。
それは・・・
「ムダを省く」ということです。
「収入をアップする」「運用して利益を上げる」も大切ですが、
自分の意志だけですぐに効果を得ることは難しいです。
一方、ムダに気づいて「ムダな支出を減らす」ことは
自分の意志ですぐに実行することが可能です。
1500件を超える相談経験から家計のムダの宝庫、
知らないばかりにムダに支出している代表例が「保険」です。
例えば・・・・
保険に加入した時、こんな話はお聴きになりましたか?
□夫や妻が死亡した場合、国から支給される遺族年金の金額
□病気やケガで入院したとき、1カ月に負担する医療費の限度額
□病気やケガで働けなくなったとき、健康保険から支給される手当金の額
もし、このような話を聞く機会がなかったとしたら、保険に加入しすぎているかもしれません。
また、加入している保険の保障内容も正しく理解できているでしょうか。
実際にこんな勘違いをして(させられて)いた方もいました。
●いかにも長生きに備えるネーミングの保険で勘違い!
老後に備えてお金を増やすつもりで加入したのに、実は死亡に備える保険だった。
60歳以降受け取れる金額と支払った保険料総額を比べると目減りすることが判明!
(こんなことなら自分で運用しておけば良かった!!怒)
●将来の介護を心配して「介護特約」をつけていたはずが
よくよく約款を見ると、80歳までしか続けられない特約だった。
(介護が必要になるのは80歳からでしょ!!怒)
しかも10年ごとに保険料が上がり、70代になるととても続けられない。
●病気やケガで働けないことを心配して、保険を検討していたシングル女性
「収入保障保険」を勧められ、まさに働けない時の収入を保障するものだと思ったら、
自分が死んだとき、遺族の生活費をまかなうための保険だった。
(私が死んで生活に困る人はおらんちゅーねん!!怒)
●妻子のために高額の死亡保険に入っていた会社員男性
国の遺族年金、会社の死亡退職金など知らずに高額の保険に加入していた。
既に備わっている保障を知ることで年間30万円も保険料の節約に!
浮いた30万円を教育資金と老後資金の積立に。
(万一も大事だけど、幸せに生きていくお金はもっと大事!)
これらは、全てノンフィックション!本当にあった話です。
途中で気づけたからまだ良かったけれど、
知らずに保険料を払い続けて、蓋を開けたら
「思ってたんと違う!!」となっても後の祭りです。
ただでさえ、生活必需品も高くなっているこの時期に
不必要な支出をしている場合ではありません。
このような保険の見直しには、ある程度知識も必要ですし、
正直面倒な作業ですが、一度やれば効果が続きます。