今日から子育ての基本的、具体的なことをお伝えします。
まず、0歳~3歳時期はどんなことに気を付けて育てればよいのか!
以前、「3つ子の魂百まで」としてお伝えしましたが
この時期は、その子のパーソナルとも言える
人としての骨格を作る時期です。
多くの方は、子どもは子どもらしく自然に育てたいと思ってらっしゃるでしょう。
中には英才教育、はたまた芸術面も伸ばすことに力を入れる方もいます。
しかし、この3年間に必ずやっておかなければならないことがあります。それは…
「心と脳機能をはぐくむ」
今、社会問題になっている「いじめ」「不登校」の根源はどこにあると思いますか?
問題が起こった時点に降って湧いたことではありません。
いじめる子にはずっと積み重なってきたものが爆発する時がきます。
また、いじめられる子にはそれを乗り越える力不足の面もあります。
不登校になるお子さんのほとんどは、自己肯定感の喪失です。
この自己肯定感をしっかり持つためにも0∼3歳時期の
「心と脳機能」の育て方が重要となってきます。
では、具体的にどんなことをすればよいのでしょう。
・親の上質な愛情
・親の良質な声掛け
ちょっとかたっ苦しい言葉ですね(笑)
親の上質な愛情とはスキンシップのことです。
「抱っこ癖が付くからあまり抱っこしてはいけない」
これ、よく言いますよね。
しかし、これは子ども側の心理ではなく親側の利便性を言った言葉です。
極端かも知れませんが、
①ベビーベッドにずっと寝かせたままミルクを飲ませる、おむつを替える、声をかけると生まれた時から自立をさせるお子さん。
②常に抱っこしながら声をかけたり、頬ずりをしたり、もちろんおむつやミルクも都度抱っこし、常に親の腕の中にいるお子さん。
どちらが情緒豊かな大人に育っていくでしょうか?
また、
良質な声掛けは脳機能を活性化させます。
逆に、負の言葉は脳内シナプスをどんどん消滅させます。
早くから習い事をしていても親が怒りながら嫌々させるのでは脳機能はどんどん低下してると思ってください。
これはそれぞれの家庭の教育方針かも知れませんが、公立小学校の相談員時代に4,000組を超える相談を受けてきた経験からいうと①のお子さんが後々苦しむのは必至です。
長い人生の中、3年間を我が子との時間に費やすことはさほど難しくはないのではないでしょうか?
=0~3歳期の子育ての要点=
☆心と脳を育てる環境をつくる
☆母親の良質な声掛け、言語刺激、優しい表情とぬくもり
この2点が最も重要な時期です。