夏の暑さもいよいよ本格的になってきましたね。
この時期、自宅では下着のままで過ごす赤ちゃんも少なくないと思います。
暑いときには体温調節のため薄着になりますが、薄着で過ごすことには運動発達においてのメリットもあります。
今回は運動発達の側面からみた薄着で過ごすメリットを2つご紹介します。
1つ目は赤ちゃんがからだを思い切り動かすことができるということです。
普段はあまり意識することは少ないと思いますが着ているものは人のからだの動きに大きく影響します。
重力の中で自分のからだをコントロールしていくことを初めて経験していく赤ちゃんにとっては、からだの使い方の土台作りの部分に影響していくことになるので「動きやすい服装」で過ごすかどうかはとても重要なことです。
寒い国の赤ちゃんの運動発達の方がペースがゆっくりだというデータもあり、これは重ね着や厚手の服の影響があるとも言われています。
そう考えると薄着で過ごすこの時期は衣服に関節の動きをじゃまされることは少なくなるので、からだを思い切り動かしやすく運動経験を積みやすい状況と言えそうです。
薄着のメリット2つ目は、赤ちゃんの姿勢やからだのラインを確認しやすいということです。
肩に力が入って肩が上がったり肩が引けた状態にrなっていないか?
寝返りのときに体幹や骨盤を使ってからだをひねる動きを使えているか?
お座りのときに骨盤がねたままになっていないか?
立った時の関節の角度や姿勢全体のラインはどうか?
0歳児のころは首が座ればいい、寝返りができればいい、お座りができればいい、立つことができればいい、、、と「できるかできないか」に視点がいきがちですが、長い人生における実際の生活の中では「どんなやり方なのか」がとても大きな意味をもっていきます。
薄着で過ごすこの時期を利用して、今までよりもからだを思い切り動かす経験を多く取り入れたり姿勢のチェックをこまめに行うことをちょっとだけ意識してみてくださいね。
もちろん水分補給など体調への対策はお忘れなく!