私たち親は、子どもが生まれてすぐのころ
生まれてきてくれたことに「ありがとう」って気持ちでいっぱいで
ただただ、「元気に育ってくれればいい」と思っています。
それが日が経つにつれ、
こんな風に育って欲しい、あんな風に育って欲しいと
あれこれ望みが追加されます。
自分の子なら、絶対にできるはずと期待してしまう
親ならではの期待ですね。
決して、子どもを苦しめようと思っているわけではなく
あくまで「子どものため」なんです。
しかし、自分の子どもの現状や
子どもの思いに寄り添ってないと、困ったことが起きてしまいます。
ともすると私たち親は、我が子を他人と比べ、
他人に合わせたものを我が子に押し付けてしまいます。
それって、やっぱりどこかのタイミングで合わなくなってきますよね。
幼い子どもは、本能で親の役に立ちたいと思っています。
親はそれに甘えてしまい、自分の思いだけを押し付けることが多くなり、これが失敗の始まりです。
優秀な子に育てないなら
まず、心を育てること!
脳と心は相関関係にあり、心が育てば脳がそれを察知して働きます。
脳だけ、心だけ育ててもバランスが崩れてしまうのは必至です。
「優しくして、何でも子どもの言うことを聞いていたら子どもがいい気になる」って言うママもいらっしゃいますよね。
子どもが図に乗るってことですが…
結局のところ、子どもが図に乗って困るのはママのほうだったりします。
「子どもの言うとおりにしなさい」とは言いませんが
子どもの思いに添っていないことは、お勧めしません。
子育ては、どちらにしてもある程度手間がかかります。
幼いころに手をかけるか、あとで大事になってから手をかけるかの違いです。
同じように時間やお金を使うのなら
子どもが興味を示し、子どもが楽しみながら出来ることの方がいいとは思いませんか?
親子が笑いながら成長していく方がいいでしょう。
じつはそれは脳にとっても良いことなのです。
嫌々ながらやることは脳細胞の消滅に拍車をかけます。
心が育てば脳は喜んで働くのです。
この仕組みを知っていれば、
もう、子どもの心を壊すようなことはできませんね。
本当に優秀な子どもは…
健全な心を持っています。