やる気を引き出す5つの力②

やる気を引き出す5つの力2つ目

「関係力」

親子の関係って各家庭によって違いますね。

最近多いのは「うちは、友達のような関係です」といわれるご家庭。

「我が家はしっかりと主従関係が出来てます」って方もたまにいらっしゃいます。

この関係性のどちらが良いかということではありません。

しかし、ずっとその関係だけで来たわけもなく

これからずっとそうでも困ります。

親子の関係は子どもの成長に応じて変わります。

たとえば生まれて間もない子どもに

「自分の思うようにしなさい」

というのはどうでしょう。

育児放棄と言ってもいいぐらい大変なことになってしまいそうですね。

この頃のお子さんには主従関係ともいえる関係が望ましいのです。

そう、何でも手取り足取り教えて、マネっこから始めます。

子どもは親しか頼る人がいません。

言われるままに行動するしかないのです。

生まれて間もないころは、この関係性が一番自然ですね!

では、お子さんが学校に入ってからも同じことをしていたらどうでしょうか?

たとえば宿題をすべて親がして見せる。

明日の準備も親が「こうやってやるんだよ」として見せる。

…では、困りますね。

この頃には言葉で伝わるようになっている関係です。

親子の関係は、ひとことで片付けられる関係ではありません。

それぞれの家庭で積み重ねてきた関係がありますね。

また、子どもの成長過程を一番知っているのも親です。

その成長に応じて変化する関係性が必要となります。

さて、支援という言葉の意味にはヘルプとサポートがありますが

親は、このヘルプとサポートを上手く使い分けることで子どもの成長に応じた関係性を築くことができます。

その使い分けで、子どもは一つずつステップアップします。

ヘルプとサポートの使い方を間違えると困った関係になってしまうので要注意!

子育てに必要なヘルプとサポートとは以下のようなときに使います。

ヘルプは子どもがまだ知らない道を歩こうとしているときにその歩き方を教えること。

サポートは子どもが進路を見失ったときに正しい道を指し示すこと

これらの使い分けがうまく出来ている親子関係はいくつになってもゆるぎない関係性が築かれます。

子どももまたしっかりとした後ろ盾を感じながら育ちます。

それは子どものやる気を引き出す力となるでしょう。

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